2019-02-26から1日間の記事一覧
本書の初版は2001年刊。折しもインターネットが一般に普及しようかという頃に、インターネットそのものよりもそれを介して何ができるか、人と人との関りがどう変わっていくか、インターネット的なあり方や思考法、表現法について論じた本。 インターネット時…
ついに希望が訪れたと思われていた「アラブの春」は、なぜこんな結末になってしまったのか?イラク、リビア、シリア、エジプトに生きる6人を透かし絵にして、その背景に迫った一冊。 ヨーロッパ各国による植民地支配からの独立に際し、民族の多様性を考慮す…
言説を生み出す知識人は差別を糾弾・排撃する側にも、助長する側にもなりうる。 オリエンタリズムの著者であるエドワード・サイードの「知識人とは何か」と、その後継者と目されるハミッド・ダバシの「ポスト・オリエンタリズム」に通底する問題意識はそこに…
イスラムと言えば発祥の地でもある中東のものというイメージが強いのではないでしょうか。スンニ派とシーア派、そしてワッハーブ派など、宗派が各国・各勢力間のパワーゲームの大義名分にも使われ、それぞれどんなものなのかについての解説も折に触れ目にす…