学びて、思いて、動かざれば・・・

 「学びて思わざれば、則ち罔(くら)し、 思いて学ばざれば、則ち殆(あやう)し」。

どこで出会ったかは忘れてしまいましたが、論語に出てくるこの一節、とっても大事な言葉だなと思ってずっと心の中に残ってきました。

意味としては、
「ものごとを学んでも、その学びを自分で掘り下げて考えなければ身につくことはない。一方自分で考えても、人から学ぼうとしなければ考えが狭く固まってしまい危険である。」
という内容です。

外からのインプットを求めることを忘れず、同時に自分なりに咀嚼して考える、ということは常々心がけてやってきたつもりです。

ただ、最近ひしひしと思うようになってきました。

学び、思って、ストックを蓄えていっても、周りの人や世に役立つように活かしていかなければ何にもならないよなぁ。それって一種の自己満かもしれない、と。

ということで、恐れ多くも孔子先生のお言葉をカスタマイズさせて頂くことにしました。笑

「学び、思いて動かざれば即ち空(むな)しく、動きて学ばず、思わざれば即ち儚(はかな)い」

意味としては、知識を吸収したり自分なりに考えを深めても、アクションを起こして世に役立てていかなければ何にもならない、一方動き回るばかりでそこから次に活きるはずの教訓をスルーし気付きも得なければもろくて長続きしない、そんな内容になるでしょうか。

ということで、これからは、学び、考え、動くのトライアングルで行きたいと思います。分けても動くの部分を特に意識して、今年の終わりには「どれだけ動けたかなぁ」と振り返れたらいいなぁと思います。

よし、打席に立とう!

 

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