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「スモール イズ ビューティフル」(著: F・アーンスト・シューマッハー)を読みました

読了。

『貧困を救うテクノロジー』の下敷きになっているということで読んだ一冊。
「開発は創造ではなく進化である」が一番心に残った名文。

どこまでも貪欲に利益追求を図る形の資本主義が、エネルギー資源の逼迫、失業と社会不安、大規模組織の硬直化・非人間化、税金逃れをもたらすという警鐘は今にも通ずる部分が多々あり。

失業と社会への不満がテロの一番の温床だと思うし、大組織の硬直化・非人間化に対抗するには内部に自律的な小組織を作ればいいというアメーバ経営に通ずる提案もあったり。

著者の慧眼に心を打たれると同時にああやっぱり未解決の問題もあるなぁと実感。
見通しの通りではない展開ももちろんありますが、原著で一読の価値ありの古典だと思います。

だいぶ単価の下がってきたデジタルテクノロジーは、農村の貧困を救う中間技術になるのだろうか?を読後の検討課題にしたいと思います。

 

スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)

スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)