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「サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠」(著: ジリアンテット)を読みました

読了。

専門化・細分化が進みすぎるとどんな悲劇を招くか(例:ソニーや2008年経済危機を招いた金融・経済学)、逆にその「サイロ」をまたぐとどんなメリットがあるか(例:フェイスブック内科・外科といった診療科を廃止したクリーブランド・クリニック)を、実例を引きながら解説した一冊。

本書の基本的な視点は文化人類学。ひとが世界をどう分類しているか?というもの。
技術が発達し、世の中が複雑化するにつれて「サイロ」=専門分化は必ず一定程度必要。しかしはまりすぎては、全体像を見失ったり本来重大なポイントを見落としたりする。
インサイダー兼アウトサイダーの視点から、普段当たり前とされている分類のされ方を問い直すことが「サイロ」を脱するのに有効なのだそうです。

個人的には前に鷲田清一氏の本で読んだ、専門化が進み過ぎで大切なことを誰も包括的に議論できなくなっている、というところにもつながる話しですね。

異なるものとの対話を通じて不断に見方を変えていく、あるいは見方を共創していく、ということがこれからますます必要になっていくんだなぁと思いました。

 

サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠

サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠