サブスクリプション・マーケティングーーモノが売れない時代の顧客との関わり方(著:アン・H・ジャンザー)を読みました

サブスクリプション」を寄付やクラウドファンディングの時間軸を伸ばした一変形として捉えられないかな、と考えて興味を持っていたところ、見つけて読んでみた一冊。

 

タイトルの通りですが、どうやったらサブスクリプション型のビジネスを立ち上げられるのか、ビジネスプランの作り方や実例を説明するのではなく、サブスクリプション型のサービスを立ち上げるとき顧客との関係をどうマネージしていくか 、Tipsを含め紹介している内容でした。

 

鍵になるのは顧客経済価値(Economic Value to the Customer:EVC)で、顧客にとっての価値をどう発現させていくか、コンテンツの提供や、ヘルプの充実、etc.によって顧客の成功を助け、サブスクリプションを続けることが有益であることを実感させることであると思いました。

それにはストーリーや信頼も大切で、長期的関係を築くためには離脱さえもスムーズにできるようにし、再び戻ってきたときにはすぐ元のステイタスで再開できるようなサービスを提供することも有効とのこと。

 

ひとたびサブスクリプション型サービスを立ち上げたのちに、顧客と関係を築いて離脱率を低く保つためのヒント集として手元にあると便利かもしれない、と思いました。

 

サブスクリプション・マーケティング――モノが売れない時代の顧客との関わり方

サブスクリプション・マーケティング――モノが売れない時代の顧客との関わり方