経験経済(著:B・J・パインII、J・H・ギルモア)を読みました

提供するサービスの中身(WHAT)にしても、提供の方法(HOW)にしても、顧客の体験が全てといっても過言ではないな、と思いを新たにしていたところ、ジャスト・タイミングで友人から紹介され読んだ本。 

 

なんとオリジナルは20年も前の著作ということで、全く自分の不明を恥じるばかり。

 

著者指摘の通りまさに経験が経済価値の中心になってきているのだけれど、本書によると経験経済の次には変革こそが価値を持つようになると。

確かに運動する気持ちよさ・爽快感という経験に対して、「結果にコミットする」型のRIZAPが躍進しているのはユーザーの変革に伴走するからなのでしょう。

旅行についても最大瞬間風速的な体験の提供から、顧客の変革に付き添うプログラム的なものに価値が移っていくのではないかと考えさせられました。

 

本書の賞味期限はもうちょっと残っていそうです。

読むなら今ならまだ間に合うと思います。

[新訳]経験経済

[新訳]経験経済