ファンベース(著:佐藤尚之)を読みました
なんと今や世界中の砂浜の粒の数より情報量が多いそうである。そうなると、単発型のの広告施策はおよそターゲットに届きにくくなっている。だからこそ、今後のセールスは既に関心を持ち、好ましく思ってくれているファンをベースに行うほうが有効である。(パレートの法則の通り、セールスの多くはファンが支えている)
ファンの支持を強くするために必要な施策は下記。
〇共感を強くする
A ファンの言葉を傾聴し、フォーカスする
B ファンであることに自信を持ってもらう(他のファンの声を可視化する)
C ファンを喜ばせる。新規顧客より優先する。
〇愛着を強くする
D 商品にストーリーやドラマを纏わせる
E ファンとの接点を大切にし、改善する
F ファンが参加できる場を増やし、活気づける
〇信頼を強くする
G それは誠実なやり方か、自分に問いかける
H 本業を細部まで見せ、丁寧に紹介する
I 社員の信頼を大切にし「最強のファン」にする
ファンをコアファンに引き上げるのに必要な施策は下記。
〇熱狂される存在になる
J 大切にしている価値をより前面に出す
K 「身内」として扱い、共に価値を上げていく
〇無二の存在になる
L 忘れられない体験や感動を作る
M コアファンと共創する
〇応援される存在になる
N 人間をもっと見せる、等身大の発信を増やす
O ソーシャルグッドを追求する。ファンの役に立つ
ファンの方と近しく接する前に、まずは常連さんを温かく迎える準備をすることが必要である。誰が常連さんか?何を望んでいるか傾聴する。居心地やメニューを整える。
答えは既存客の中にあるというのは心強いと思った。しかし、いざとなるとなかなか双方向に舵を切ると思い切れないのも正直なところ。なんでだろうと考えると、わざわざ時間を取っていただいたり、フォームなりに記入していただいて手間をかけてしまうのは悪いのではないか?という気持ちになるからだと思う。
声を聞くという意味での事後アンケートはそれとして場を設けつつ、それとは別に前向きに構想できる機会も作ってみたら、うしろめたさも軽減できるかしら。