「昆布と日本人」(著: 奥井隆)を読みました
読了!
曹洞宗の大本山永平寺、大本山總持寺の御昆布司も務める敦賀の老舗昆布商、奥井海生堂の4代目当主による、日本人と昆布の関わりを紹介した一冊です。
今や庶民の味としても親しまれている昆布はその昔高貴な方の口にしか上らない高級品だったんですねー。
薩摩藩の一大近代化事業が薩摩焼などの密貿易から得た収益を財源としていたというのは今年勉強して知りましたが、その薩摩焼自体は昆布の密貿易で得られた資金を財源として興されたのでは、という説はこの本で知りました。
奥深い昆布の世界を分かりやすく紹介してくれている、オススメの1冊です。