2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「坊さん、父になる。」(著: 白川密成)を読みました

読了! 経典をまったく読んだことがない身でいうのもなんですが、密生さんが繰り返し触れられていた「空」という概念や、固執すること・二項対立を超えていくこと、といった仏教の根っこの精神は、自分の問題意識のルーツととってもしっくりきました。 拙い…

「ボクは坊さん。」(著: 白川密成)を読みました

読了。 ボクもいつかお寺のマネージャーになりたいです。 ボクは坊さん。 作者: 白川密成 出版社/メーカー: ミシマ社 発売日: 2010/01/28 メディア: 単行本 購入: 8人 クリック: 69回 この商品を含むブログ (23件) を見る

「建築の大転換 増補版」(著: 伊東豊雄,中沢新一)を読みました

読了。 図書館の本を読んでいたら出てきた、せんだいメディアテークを設計した建築家伊東豊雄さんの本。 仙台の「みんなの家」がどうできたかも知りたくって読みました。 建築の大転換 増補版 (ちくま文庫) 作者: 伊東豊雄,中沢新一 出版社/メーカー: 筑摩書…

「服従」(著: ミシェルウエルベック)を読みました

読了。 2022年のフランス大統領選でイスラム系政党出身大統領が誕生したら、というのをとある仏文学の教授の目線から描いた小説。 可も不可なくもなくふーんという感じ。 フランス語が原文の文章・文体ってとっても特徴的。きっと日本語との相性あんまり…

「「文系学部廃止」の衝撃」(著: 吉見俊哉)を読みました

読了。 本書前半で昨年「文系学部廃止」がなぜ騒がれたのか?が分かりました。ずっと指摘され続けてきたことがマスコミの取り上げ方で炎上したのと、その前提として「文系は役に立たない」という広く共有された見方があったというのがその原因とのこと。 も…

「サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠」(著: ジリアンテット)を読みました

読了。 専門化・細分化が進みすぎるとどんな悲劇を招くか(例:ソニーや2008年経済危機を招いた金融・経済学)、逆にその「サイロ」をまたぐとどんなメリットがあるか(例:フェイスブック内科・外科といった診療科を廃止したクリーブランド・クリニック)を…

「下り坂をそろそろと下る」(著 平田オリザ)を読みました

読了。最近平田オリザさん連読中です、はい。 ざっくり言うと日本はもはや工業国でない、成長しない、アジア唯一の先進国でない、という3つの寂しさと向き合いつつ、文化を嗜む成熟した社会として、勝たなくとも負けないことを目指そうよ、という論旨でした…