2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2016年の読書まとめ

年の瀬らしく、2016年の読書を振り返ってみました。合計90冊でした。読むの早いねーと言われることもありますが、早い人は1日1冊ペースとかもっと早いですよね。 ジャンル別に分類すると、おおよそ下記の通り。こうしてみると、何となく自分の頭の中の成分が…

「なめらかな社会とその敵」(著:鈴木健)を読みました

振れ幅がとっても大きい本でございました。 「人間の認知・対応能力の限界により近代社会では国民国家の境界で分割し世界を理解・構成してきたが、コンピューターとネットの発達はその限界を超えることを可能にした。今や個人・国家の境界を緩やかにし、複雑…

「世界天才紀行―ソクラテスからスティーブ・ジョブズまで」(著:エリック・ワイナー)を読みました

読了。 「天才はある時期、ある場所で集中して生まれる。アテネ、杭州、フィレンツェ、エディンバラ、カルカッタ、ウィーン、シリコンバレー。天才は生まれつきでも努力で作られるものでもない。無秩序で、多様性に富み、選別力が働く『場所』によって育まれ…

「10%起業 1割の時間で成功をつかむ方法 」(著:パトリック・J・マクギニス)を読みました

読了。たまには読むんですって、こういう本も。 「今やひとつの仕事だけでは十分ではない。専業での起業はリスクが大きいが、自分の時間・資金・長所を有効活用し長期的に臨めば、本業を続けながら10%程度のリソースを投じて投資家、アドバイザー、設立者と…

「イスラーム国の黒旗のもとに ―新たなるジハード主義の展開と深層― 」(著:サーミー・ムバイヤド )を読みました

読了。ISIS、ヌスラ戦線など、最前線でジハードに当たる個人を丁寧に描き連ねることで、かえってこれらの運動がいかに過去の経緯に根差した抜き差しならぬものであるかが見て取れます。 「ISISの思想・人的基盤は一朝一夕に形成されたものではない。サラフィ…

「ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術」(著:アンドレアス・M・アントノプロス)を読みました

読了。wired立ち読みしても全然分かんなかったけど、この本の末にある解説は超まとまっていて分かりやすかった! 「ビットコインでは、ネットワーク参加者が分権的にデータを圧縮・検証・アーカイビングし、結果の集積=ブロックチェーンをユーザー間で同期…

「ジニのパズル」(著:崔 実)を読みました

読了。99%はヒリヒリした感じですが、残り1%を経て読後感は清々しかったです。 「差別する日本人と差別に対し無為な朝鮮人双方にやりきれない想いを抱え、祖国に対する「革命」を試みた少女ジニの挫折と再生を描いた物語。日本の朝鮮学校からハワイを経て渡…