2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

スペキュラティブ・デザイン 問題解決から、問題提起へ(著:アンソニー・ダン、フィオーナ・レイビー)を読みました

副題の通り、デザインが違った未来のあり方についての想像を喚起するためにできること=スペキュラティブ・デザインについての考え方や事例を紹介した本。 既存のデザインのアプローチが、今あるニーズによく応える、商業的な、問題解決のためのものに偏って…

おもてなし幻想-デジタル時代の顧客満足と収益の関係(著:マシュー・ディクソン、 ニック・トーマン、 リック・デリシ )を読みました

日経の書評で見かけて、逆説的なタイトルに惹かれて読んだ一冊。 顧客ロイヤルティを高めるために顧客の期待を上回る対応をしようとすることは効果的ではなく、むしろ顧客対応の仕方を間違えると顧客ロイヤルティを損なうことになる。顧客は自己解決(セルる…

宗教は人を救えるのか(著:釈徹宗)を読みました

アサダワタルさんの『コミュニティ難民のススメ』を読んだときに、住み開きを本書が取り上げていたことがきっかけで巻末対談をされていたのを目にし手に取った一冊。 仏教が中心ですが、キリスト教やイスラム教その他の宗教も触れつつ、逃れられない苦しみや…

ボランタリー経済の誕生ー自発する経済とコミュニティ(著:金子郁容、松岡正剛、下河辺淳)を読みました

ボランタリー・エコノミー研究会の3年間の研究活動を総括する意味で、20年前の1998年に出版された本。 windows98がやっとリリースされ、ブラウザはネットスケープがまだインターネットエクスプローラーより優位だったという時代に書かれたことを考えると、と…