2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

私とは何かー「個人」から「分人」へ(著:平野啓一郎)

アサダワタルさんの「コミュニティ難民のススメ」でリファーされていて読んだ一冊。 平野啓一郎さんと言えば『日蝕』書いた人くらいのイメージしかなかったのですが、小説を読むより先に論説から読むことになるとは思いませんでした。 しかも著者自身による…

日本史のツボ(著:本郷和人)を読みました

確か日経の書評で見かけて読んでみました。 一般的に歴史の勉強って、時代を輪切りにする同時代史的見方ですると思うのですが、本書は日本史の流れを押さえられるようテーマごとに通史的に見ていくところが特徴だと思います。 取り上げられているテーマは、…

世界のなかで自分の役割を見つけること(著:小松美羽)を読みました

なんででしょう、多分ネットサーフィンしててたまたま「へぇ、そういうアーティストがいるのね」と思ったのが、本書を手に取ったきっかけと思われます。 なので、ご本人の来歴も作品も一切知らないまま読んだのですが、人と人・人と見えない世界を魂でつなげ…

漂流郵便局:届け先の分からない手紙、預かります(著:久保田沙耶)を読みました

サブタイトルにもある通り、届け先の分からない手紙を預かる「漂流郵便局」は、もともと瀬戸内国際芸術祭の出展作として、廃止になった郵便局を設えなおして設けられたものでした。それが好評を呼び芸術祭終了後の現在も存続して手紙を受け入れ続けています…

ソーシャルアートラボー地域と社会をひらく(編:九州大学ソーシャルアートラボ)を読みました

鹿児島のゴルフリゾートでのアートイベント インターナショナルゴルフリゾート京セラ:ART VACATION 2018 in IGR の企画・構想に向けた材料集めをしているとき、同じ九州内で芸術文化領域を取り扱っている大学がないかしら?とリサーチして、行きついたのが…

コミュニティ難民のススメ(著:アサダワタル)、住み開き(著:アサダワタル)を読みました

生きることはそのまま丸ごと表現なのではないか?-そんなことを最近考えていて、「表現と仕事のハザマにあること」という副題に惹かれて『コミュニティ難民のススメ』を読んでみようと思いました。 で、せっかくなので先に世に出された多分ルーツ的なもので…