2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年読んだ本おススメ3選&まとめ

波乱だらけだった2020年も間もなく終わり。1年の振り返りということで、今年読んだ本のまとめをしてみたいと思います。 まずは今年読んだ本の中からのおススメ3選を! 1.絶望を希望に変える経済学(著:アビジット・V・バナジー、エステル・デュフロ) 20…

手の倫理(著:伊藤亜紗)を読みました

どもる体の伊藤亜紗さんの新刊を読みました。 今回のテーマは、「さわる」と「ふれる」の違いから見える触覚=手の倫理。 触覚の特徴とされているのは、距離ゼロ、持続性、対称性の3点。 そのうち、距離ゼロについては、「さわる」は中に入り込む感覚をとも…

政治改革再考(著:待鳥聡史)を読みました

1980年代終わりから立て続けに実施された一連の改革―選挙制度、行政改革、地方分権、日銀・大蔵省、司法改革ーについて、何が目指されていたのか、実際の変革にどう落とし込まれたのかを大局的に振り返った一冊でした。 著者ご自身指摘されている通り、個別…

インターネットの使い方

宇野常寛さんの著作を読んでいて、ネットとの付き合い方を変えようと考えさせられた章がありました。それはnanapi・古川健介(けんすう)さんとの対談です。 宇野常寛さんの考えるインターネットのポテンシャルを開く利用法 人間は自分が意識的に入力した言…

貧困・格差・社会保障に関する本を読みました

2020年最初のシリーズ読書は期せずして貧困・社会保障がテーマとなりました。 一通り読んで感じたのは、自分たちはどんなルールに同意して社会に参加することになっているのか、理念と実態の両面で分かりやすく整理して確認することがまず必要なんじゃないか…

私は本屋が好きでした(著:永江朗)を読みました

本屋の店頭に並ぶ韓国や中国を嫌い、蔑視するような「ヘイト本」を目にしてげんなりした著者が、なぜそのような本が作られ売られてしまうのか、本屋、取次、出版社、編集者、ライターと本の流通における川下から川上までさかのぼって探究した本。 確かに、何…