2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

生きる技法(著:安富歩)を読みました

特に家族関係の悩みから、心身に不調をきたすほどの生きづらさを抱えた著者が、より生きやすく生きるための技法について15の命題を掲げている一冊です。 詳しくは本書に譲るとして、特に印象的だった命題3選は下記の通り。 「自立とは、多くの人に依存する…

地域が稼ぐ観光(著:大羽昭仁)を読みました

博報堂で文化人と旅をする”カルトラ”を立ち上げるなどし、のち独立した著者の経験を踏まえた地域×観光論。 タイトルにある通り、地域が観光を活性化する目的は「稼ぐこと」で、いくら人数だけを追いかけても仕方がない。地域にゲストを招き入れてお金を使っ…

経験経済(著:B・J・パインII、J・H・ギルモア)を読みました

提供するサービスの中身(WHAT)にしても、提供の方法(HOW)にしても、顧客の体験が全てといっても過言ではないな、と思いを新たにしていたところ、ジャスト・タイミングで友人から紹介され読んだ本。 なんとオリジナルは20年も前の著作ということ…

ユートロニカのこちら側(著:小川哲)を読みました

AIとプライバシーについてのEテレの深夜番組をたまたま観ていて、システムの力を見通しつつも人間性を諦めないような発言をされる著者を拝見し、「面白そうだな」と触手が伸びて手に取った本書。 著者が大学院在学中に上梓し、第3回ハヤカワSFコンテストで大…

間宮兄弟(著:江國香織)を読みました(再読)

誰かが読んでいるのをふと目にして読みたくなって手に取った本書。よくよく振り返ってみたら2014年に一回読んでいて、なんと再読でした。でも「あれ?そう言えば」と気づいたのは読み始めてからかなり経ってから 。 1回目読んだときの印象はそんなに強くなか…