2016-01-01から1年間の記事一覧

「長沢鼎 ブドウ王になったラスト・サムライ―海を越え、地に熟し」(著: 多胡吉郎)を読みました

読了。先の朝ドラですっかり有名になった五代友厚(といより演じたディーン・フジオカさんか・・・)。その五代友厚が維新の3年前に引率した薩摩藩の青年16名のイギリス・フランスへの留学生のうち、当時13歳と最も年少だった長沢鼎の一生を描いた小説です。…

「葬式をしない寺―大阪・應典院の挑戦」(著: 秋田光彦)を読みました

読了。 「哲学カフェの作り方」という本を読んでて出てきたお寺の本。 お寺の源流は「学び」と「癒し」と「楽しみ」なんだそうです。いいなー、こんな場。宗教性を抜いたら成り立たなくなるかなぁ。 『劇場も寺も他者と出会う場所』 葬式をしない寺―大阪・應…

「大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか」(著: タイラー・コーエン)を読みました

読了。 大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか 作者: タイラー・コーエン,若田部昌澄,池村千秋 出版社/メーカー: エヌティティ出版 発売日: 2014/09/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (14件) を見る

「<ひと>の現象学」(著: 鷲田清一)を読みました

読了。 ハイライトを抜粋。(「3 親しみ 家族という磁場」より) ****** 周りの人間にこどとごくこまやかに対応してもらった、手厚く世話してもらったという体験が、「しつけ」などの前提となる他者への信頼感を根づかせる。そして「存在の世話」とで…

「哲学の使い方」(著: 鷲田清一)を読みました

読了。 哲学のプロフェッショナルとしての問題意識を本気で世に問おうとして書かれた本だな、と感じました。比較的広い読み手が手にするであろう新書でこれを出したところによりいっそう本気度がうかがえます。 高度に専門化が進み、テクノロジーがどんどん…

「わたしを離さないで」(著: カズオ・イシグロ)を読みました

読了。 切った縫ったで途中「これはダメかも」と挫折しかけましたが、何とか最後まで読み通せました。 イギリスの風土が背景にあって雰囲気が醸し出されていく小説とお見受けしましたが、どう日本が舞台のドラマに仕立てるのかしら~。 小説のエンディングで…