本棚
読了。 「哲学カフェの作り方」という本を読んでて出てきたお寺の本。 お寺の源流は「学び」と「癒し」と「楽しみ」なんだそうです。いいなー、こんな場。宗教性を抜いたら成り立たなくなるかなぁ。 『劇場も寺も他者と出会う場所』 葬式をしない寺―大阪・應…
読了。 大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか 作者: タイラー・コーエン,若田部昌澄,池村千秋 出版社/メーカー: エヌティティ出版 発売日: 2014/09/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (14件) を見る
読了。 ハイライトを抜粋。(「3 親しみ 家族という磁場」より) ****** 周りの人間にこどとごくこまやかに対応してもらった、手厚く世話してもらったという体験が、「しつけ」などの前提となる他者への信頼感を根づかせる。そして「存在の世話」とで…
読了。 哲学のプロフェッショナルとしての問題意識を本気で世に問おうとして書かれた本だな、と感じました。比較的広い読み手が手にするであろう新書でこれを出したところによりいっそう本気度がうかがえます。 高度に専門化が進み、テクノロジーがどんどん…
読了。 切った縫ったで途中「これはダメかも」と挫折しかけましたが、何とか最後まで読み通せました。 イギリスの風土が背景にあって雰囲気が醸し出されていく小説とお見受けしましたが、どう日本が舞台のドラマに仕立てるのかしら~。 小説のエンディングで…
読了。 未来の見立てについてのなるほどーな話。 やはり今の経済状況は循環的なものでなく、構造的に断絶が起きていると考えたほうがいいのではないかと思い始めました。 分厚い中間層の存在を前提にしたビジネスは成り立たなくなっていくと。 労働力で勝負…
読了。 直接講義か講演を聞く機会もあったような気がしますが、すっかり逃していて惜しいことをしました。。。 駒場の歴史とか駒寮の文脈とか、知らなかったなー。 経済学は人びとを幸福にできるか 作者: 宇沢弘文 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: …
読了! 曹洞宗の大本山永平寺、大本山總持寺の御昆布司も務める敦賀の老舗昆布商、奥井海生堂の4代目当主による、日本人と昆布の関わりを紹介した一冊です。 今や庶民の味としても親しまれている昆布はその昔高貴な方の口にしか上らない高級品だったんです…
読了。 『貧困を救うテクノロジー』の下敷きになっているということで読んだ一冊。「開発は創造ではなく進化である」が一番心に残った名文。 どこまでも貪欲に利益追求を図る形の資本主義が、エネルギー資源の逼迫、失業と社会不安、大規模組織の硬直化・非…
読了。箸休め的にたまに小説も読みます。 本書は各章大学生世代の登場人物が主人公の連作短編集。1章の主人公が他の章でちょろっと出てきたりします。9割9分の「ああ、あった(っぽい)な~」という過去完了の感覚と、ほんとうにわずかばかりの「ああ、ある…
読了。 本書を読むきっかけになった引用元の本『アートは資本主義の行方を予言する』と同じく、文脈を理解した上で新しい価値をどう提示するかがやっぱり大事なんだそうな。(というか、本書の方が先に出ていることを考えると、こっちの主張がオリジナルなの…
読了。 「帯に嘘はなかった」っていう話し。 本書は、貧困に苦しむ人たちの生活の向上に真に役立つさまざまなテクノロジーを、実際のケース例を引きながら豊富な写真・図解つきで紹介したアイデアハック的な一冊、では全くありません。 MITの学生たちが、恐…
読了。 わずか150ページ足らずの本ですが、ここ最近読んだ本では、指折りの良書でした。 GDPという物差しがどういう背景でどう技術的に作られたか、その可能性と限界がどこまでかを分かりやすく紹介しています。 GDPという指標を相対化することは、経済の範…